過去にダンスの世界大会に何回か出場しました。
僕はとくに早いほうだったので(まぁ日本人初出場だから当たり前か)10年以上前の話し・・・
会場では全てのお客さんが全てのチームに惜しみない拍手。
いいムーヴには大声援。
色んな国の人がサークルを作ってバトル。
同じ曲で技の見せあい。
1997年イギリスで決勝を戦ったアメリカチームのメンバーは友達を通して最近電話をくれました。練習に気合い入りました。
もっと前なら高校生の時に何故か中国派遣団に選ばれ、大阪府代表で中国へ。
ブレイクダンスをソロで踊りました。
中国の同級生が拍手してくれました。
しかも夜僕らのホテルにこっそり遊びに来てくれました。
多分当時の中国の高校生事情からすると大冒険だったと思います。
みんなでお菓子食べて孔子の話しをしました。
僕は99パーセント理解できず、お菓子が進みました。帰国後もたまに電話をくれたその友達に、僕の父は
「GO is ENGLISH.」
と言いました。
僕は英語の塾には行きましたが、英語にはなっていません。
彼からの電話は減りました。
PaniCrewでは番組で韓国、マレーシア、タイなど色々いきました。
その模様は皆さん知ってる方もいらっしゃると思いますが。
アジア各国とても素敵な旅行となりました。
言葉が通じない国でSTREETで踊り、拍手をもらう感覚は本当に最高でした。
ガレッジセールのゴリさんと行った韓国の番組で知り合ったB-BOYとは帰国後も電話で話しましたが九割バイクの話しで、まだ無免許だった僕は九割ウンウンしか言えませんでした。
今なら少し話せるのにな・・・
ウーエン・イー・ウーストという舞台で一緒だったヨアキムというデンマークの作曲家はつい最近僕との2ショット写真を送ってくれました。
Tバックみたいな自分の衣装を見てこの時に一皮むけたんだと思いました。
なんでもないけど、僕の中の外国や国境はこんな感じです。
何を押し付けるつもりもないし、ありのままを書いてます。
外国で踊ってて石を投げられたのも事実。
アジアンエースで韓国のお国事情が大変なのを目の当たりにしたのも事実。
マレーシアで拳銃出てきたのも事実。
喧嘩をするときも必ずある。
植木家でもドアが激しい音で閉まったり、取っ組み合いもあったし、部屋から出てこない日もあった。
家族でもそうなんだから、当たり前。
でもみんな、君も僕もあいつもあの野郎もあの人も同じ場所に住んでるんだよね。
なんかわからないけど、またみんなの部屋をノックして会いに行きたくなりました。